江戸時代から祇園でお店を構える お寿司屋さん「いづう」。
百貨店でも時々見かける「鯖姿寿司」で有名なお店です。
日曜日に行きましたが、雨の日の午後3時前ということもあってか、店内で食事をしている人はいませんでした。
ただ、事前に注文したお寿司を取りに来る方が2~3回来られていました。会話のやりとりを聞いていると、ご自宅用だったり、ご実家への手土産用だったりと、それぞれの場面で喜ばれている姿が思い浮かびました。
「ハレの日の食べ物」や「ご進物」として親しまれてきた御馳走がルーツの鯖姿寿司。器にしても包み紙にしても お客さんへの気遣いがあり、その味とともに雰囲気や食文化など、さまざまな楽しみがあります。
お寿司といっても、よくイメージされるマグロやエビといった握り寿司ではなく、姿寿司、巻き寿司、ちらし寿司のお店になります。
店内で食事ができますが、本来はご進物やおみやげ等での持ち帰りがメインであり、「御進物の寿司を待つ間に、寿司を簡単につまめる処」という位置づけになるみたいです。食べたいお寿司の組み合わせの相談に乗ってくれたり、しっかり食べたい人向けには盛り合わせがあったりもします。
百貨店などで販売されているお寿司は、基本的に作られてから時間が経っているため、時間の経過とともに昆布の味が染みこむ仕組みになっているようですが、お店では できたてのお寿司が味わえるため、また違った味わいが楽しめるようです。
写真は「京寿司盛り合わせ」
いづう(本店) 祇園 切通し
大丸京都店 地下1階
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